
歌舞伎俳優の松本幸四郎さん、市川染五郎さん親子が10日、東京・中央区の東劇で行われたシネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼〜幸四郎版』の公開記念舞台あいさつに登場しました。満員の観客を前に、親子ならではの息の合ったトークを繰り広げました。
幸四郎「未来に残るものになった」染五郎「出演がまだ信じられない」
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本作は、2024年11月・12月の新橋演舞場公演を映像化した『歌舞伎NEXT』シリーズの最新作。幸四郎さんと染五郎さんはこの日、作品を象徴する「赤」を基調とした衣裳で登場しました。

公開への想いを聞かれた幸四郎さんは、「シネマ歌舞伎は、舞台で演じたものを新たな作品として観ていただける。舞台が演じた先から消えてしまうのではなく、(未来に)残るものになったことを、とてもありがたく思います」と、映像として形に残ることへの喜びを語りました。
一方、本作の熱狂的なファンだという染五郎さんは、「(過去の)ゲキ×シネの映像を何十回も観てきた、大好きな作品。出演出来たことが、今もまだ信じられないくらい。次に出られるなら、ぜひ(父が演じた)ライに挑戦したい」と、作品への並々ならぬ愛着を明かしました。
映像だからこそ見える“こだわり”をアピール

トーク中、染五郎さんは自身が演じたシュテンの役作りのこだわりについても言及。「実は、シュテンの拵えをするときは、爪を紫に塗って、その上に緑で一本一本違う模様を描いていました」と告白。客席からは見えない細部まで作り込まれており、「シネマ歌舞伎だとアップでクリアに観ることができます。ぜひ何度も観て、違う楽しみ方をしてみてほしい」と見どころを語りました。

また劇中の「牢獄のシーン」について、染五郎さんが「幸四郎演じるライの迫力が本当に怖かった」と振り返ると、幸四郎さんは染五郎さんの立廻りを「(若さゆえの)希望が持てた」と独自の言い回しで称賛。さらに「これからもたくさん人を斬るところを見たい」と冗談を飛ばし、会場を沸かせました。
サプライズの花束に「変わり者として生きていく」

イベントの終盤には、1月8日に誕生日を迎えたばかりの幸四郎さんへ、スタッフからサプライズの花束が贈られました。幸四郎さんは「1月8日生まれには変わり者が多いです。受け入れて変わり者として生きていこうと思います」とユーモアたっぷりにあいさつし、温かな拍手に包まれながらイベントを締めくくりました。

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』は、現在「幸四郎版」が絶賛上映中。1月23日(金)からは、配役の異なる「松也版」の全国公開も控えています。
【作品情報】シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』
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- 公開日:
- 幸四郎版:2026年1月2日(金)より上映中
- 松也版:2026年1月23日(金)全国公開
- 出演: 松本幸四郎、尾上松也、中村時蔵、坂東新悟、尾上右近、市川染五郎 ほか
- 作: 中島かずき / 演出: いのうえひでのり(劇団☆新感線)
- 料金: 一般 2,200円 / 学生・小児 1,500円(税込)
- 公式サイト: https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/


