ひと夏だけの伝統かき氷店『toranoko』が7・19オープン!滋賀の老舗料亭・魚寅楼の想いを継承

日本の伝統と革新を融合させた『toranokoプロジェクト』始動

うだるような暑さが続く日本の夏。キンキンに冷えた氷が口の中でふわりと溶けるかき氷は、多くの人にとって夏の訪れを告げる風物詩です。定番の味から独創的な一品まで、年々進化を遂げるかき氷の世界に、この夏、新たな歴史の一ページが刻まれます。

滋賀・草津の老舗料亭の想いを受け継ぐ新ブランド『toranoko』が7月19日から、東京・奥渋谷にある居酒屋『ミチナキミチ』の店内で、ひと夏だけの伝統かき氷店『寅の子かき氷 -toranoko shaved ice-』を期間限定でオープンします。この取り組みは、日本の伝統と革新を融合させた新ブランド『toranoko(寅の子)プロジェクト』によるもの。今回は、「和の文化をもっとカジュアルに」という熱い想いから生まれた、この夏だけの特別な一杯を紹介します。

『toranokoプロジェクト』の背景

『toranokoプロジェクト』は、滋賀県草津市にて明治元年から続き、長年地域に親しまれてきた老舗料亭『双葉館 魚寅楼(うおとらろう)』の想いを継承したもの。魚寅楼の次期6代目であり、東京を拠点に活動する遠藤瑛(よう)氏の想いがきっかけに始動しました。

魚虎楼では、料亭から派生したカフェ『cafe tora』の運営も行っており、厚焼き玉子のサンドイッチやかき氷を提供しています。現在、東京で別業界の仕事もしている遠藤氏は、自身が培ってきた伝統を新しい形で外に発信していきたいと思うように。魚虎楼とは別に新たなブランドとして『寅の⼦』を立ち上げました。

遠藤氏は、登録有形文化財(建造物)に指定されるほどの家業の歴史にリスペクトを持ちつつも、「もっとカジュアルに、もっと楽しんでもらえる形で、和の文化を世界へ伝えたい」という思いから、この活動をスタートさせたのです。

奥渋谷の居酒屋『ミチナキミチ』との出会い

今回のポップアップ開催地は、東京・奥渋谷の『ミチナキミチ』。ありふれた“居酒屋”の枠を超え、「和」をベースにしながらも、ストリートカルチャーの趣きも感じられる、ジャンルや常識にとらわれない独自の価値観で空間と料理を提案する話題の店舗です。入り口が冷蔵庫なのも目を引きますよね。

”奥渋”らしい独特のカルチャーが表れた店内はには、さまざまな雑貨やグッズが展示されています。ちなみに『ミチナキミチ』の店名の由来は、「道なき道を行く=誰かの正解ではなく、自分の信じる道を貫く」という店主の強い想い。

その思想に共鳴したプロジェクトチームが、「和の文化を“型”から解放すること」を目標に『ミチナキミチ』とコラボレーション。「伝統の和の伝統カルチャー」を新しい形で見せていくことを考えた時に、若者カルチャーが行き交う奥渋エリアで挑戦してみたいと思ったといいます。伝統と革新、地域と都市、食と空間などそれらすべてが交差する取り組みを、”夏の実験”として『ミチナキミチ』にて期間限定でチャレンジします。

今回は『ミチナキミチ』の店舗を間借りする形で、『cafe tora』のかき氷を夏限定で提供。和の素材と滋賀の風土をテーマに開発された6種のフレーバーから選ぶことができます。古くから近江商人が大切にしてきた“地のものを活かす”という思想をベースに、可能な限り滋賀県内の産地にこだわり、ひとさじごとに日本の味を感じられるラインナップをご用意しました。

夏期限定かき氷メニュー

気になるかき氷メニューはこちら!

・さつまいもと黒蜜のかき氷


熟成により引き出された自然な甘みのさつまいもに、香ばしくコク深い黒蜜を重ねた、和の甘みが調和する一杯。

・みたらしのかき氷


関西の料亭らしい、上品な味わいのバランスで仕立てた一杯。使用している醤油は、地元・滋賀で醸造された本格醤油。

・近江の抹茶のかき氷


滋賀県産の一番茶だけを贅沢に使用した、抹茶好きのための特製かき氷。使用している茶葉は、全国五大銘茶のひとつに数えられる朝宮茶。

・黒蜜ときなこのかき氷


芳醇な黒蜜のコクと、香り高いきなこが織りなす、どこか懐かしくも上品な余韻。

・いちごのかき氷


完熟いちごを贅沢に使用し、甘み・酸味・香りのバランスが絶妙な特製ソースに仕上げました。

・マンゴーのかき氷


“アルフォンソマンゴー”の濃厚な旨みを引き出した特製ソースが主役。

定番から変わり種まで、和素材を基調としたかき氷は、見た目にも落ち着いた雰囲気で品があります。ちなみに提供される『魚虎楼』で実際に使用されていたものを使っているそうです。和のかき氷の底の部分にはみたらしとホイップとあずき、白玉が敷かれており、最後のひとすくいまで楽しむことができます。またいちごやマンゴーのフルーツのかき氷も、下部にプリンとホイップを忍ばせてあり、最後までパフェのような感覚で食べることができます。

「みたらしかき氷」を実食! 本格醤油ソースがクセになる!

さて、筆者も早速かき氷をいただきました! 今回選んだのは「みたらしのかき氷」です。

醤油のうま味と香りを最大限に生かして仕上げた「みたらしのかき氷」。使用している醤油は、地元・滋賀で醸造された甘口の本格醤油です。この醤油に練乳をかけあわせたソースが氷全体にかかっており、上部にみたらしのタレとホイップ、仕上げに海苔とあられがふんわりとまぶされています。見た目にも「みたらし!」と分かるインパクトです。

すくってみると、ふわふわで柔らかな削り氷に、タレやホイップが絡んでとても濃厚! あられや海苔の塩味が、甘さを引き立ててくれます。

サクサクのあられの食感も、やわらかな氷のアクセントに! パクパクとあっという間に食べ進めてしまいました。

かき氷の底からは小豆と白玉が! 醤油ソースも馴染んで、最後までしっかり美味しく食べることができました!

またかき氷の提供時には、塩昆布と温かいお茶もセットに。これは料亭文化に根ざしていた背景から着想を得たそうで、“お口直し”の文化を継承。冷たい甘味の合間に塩気と温かさを挟むことで、味覚のリセットと再発見を楽しむことができるのだといいます。

かき氷提供に使用されている器からも、和を感じることができます。『魚虎楼』で使用されている器を輸送し、器からこだわって”和”を提供しているのが感じられました。

ふわふわの氷は、『cafe tora』で実際に使用しているかき氷機と同じものを購入し、使っています。ふわふわで口当たり滑らかな氷は、頭がキーンと痛くならず、最後までおいしくいただけました!

ペロっと食べきれたので、他5種類のフレーバーも試してみたい! 

夏の熱さに負けないよう、かき氷でクールダウンしてみませんか? 和の伝統と革新を感じられる『寅の子かき氷 -toranoko shaved ice-』、奥渋エリアに行った際はぜひチェックしてみてくださいね。期間限定なので、ひと夏のかき氷をお楽しみ下さい。

店舗情報

  • 店舗名:寅の子かき氷 -toranoko shaved ice-
  • 期間:2025年7月19日(土)~8月31日(日)<定休日なし>
  • 営業時間:平日 11時~16時(LO15:30)、土日祝 11時~17時(LO16:30) *ミチナキミチのランチと同時営業
  • 場所:ミチナキミチ(〒150-0046 東京都渋谷区松濤1丁目4-8 松濤EAST B1F)
  • 公式Instagramhttps://www.instagram.com/tsi_toranoko_shaved_ice/
この記事を書いた人
コティマム

パラコネニュース編集長。元テレビ朝日芸能記者。現在も『ENCOUNT』や小学館『DIME WELLBEING』『Yahoo!ニュースエキスパート』など有名媒体で歌舞伎や舞台、芸能イベント、企業・経営者を取材中。芸能人や著名人などインタビュー経験多数。執筆記事1.2万本以上。取材は5300回以上。パラコネニュースでは“バズり”を知っているインフルエンサーやライターが、“次にバズる”最新情報をお届けします♪

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