2025秋冬の食トレンド大予測!「おいしい博覧会」で見つけた最新グルメ


2025年秋、食の最新トレンドと新商品をいち早く発信する「おいしい博覧会 2025秋冬 EXPOSITION」が開催されました。このイベントでは、複数の食品メーカーが、多忙な現代人のニーズに応える「手軽さ」と「満足感」を両立させた新商品や、ロングセラーブランドの新しい試み を発表しました。


職人のこだわりが詰まった「秋冬におすすめ」の熱々グルメ

「秋冬におすすめしたい○○グルメ」のセクションでは、フリーズドライ一筋で歩んできた老舗メーカー、株式会社コスモス食品の「熱すぎる職人グルメ」にパラコネ編集部も大注目!

フリーズドライで売上170%増!「うんと健康 AWATAMA」

コスモス食品は1969年(昭和44年)設立で、「宇宙食をつくる」という創業者の夢に由来し、以来フリーズドライ一筋で歩んでいます。

「AWATAMA オニオンスープ」がとにかく大人気!このオニオンスープは、飴色に炒めた玉ねぎの旨みを凝縮した本格的なフリーズドライスープです。美味しさと元気を届けるコンセプトが功を奏し、昨年対比170%の売上を記録しています。とくにコストコでの販売が好調だそう。

『うんと健康AWATAMA オニオンスープ』は標準小売価格140円(税別)で、2007年11月より発売中です。

もうひとつのブランド「しあわせいっぱい」のお味噌汁は、独自の「ニコニコ製法®」により味噌と具材を別々にフリーズドライ。お湯を注ぐことで、家庭で作る工程やできたての味わいを再現することに挑戦しています。特に「じゅわ〜っと揚げたなすのおみそ汁」は、手切りの大きめ揚げなすのジューシーな旨味が広がる自慢の逸品です。

こちらはシェアラウンジ等でも味わうことができる。


トレンドを牽引!Z世代発のヒットから濃厚・手軽な進化系まで

続いて、食トレンドを牽引する、多様なニーズに応える新製品をご紹介します。

1. 辛ラーメンが「モディシューマー」の声に応えたヒット商品を発表

株式会社農心ジャパンは、韓国で国民的即席麺である「辛ラーメン」シリーズから、大ヒット中の「辛ラーメン トゥーンバ」を発表しました。

「辛ラーメン トゥーンバ」は、消費者が製品をカスタマイズして楽しむモディシューマー(MODIFY+CONSUMER)による話題のアレンジレシピから誕生しました。濃厚なクリームパスタのようなソースに“うまからっ”なアクセントが加わった、まるでパスタのようなもちもち麺が特徴です。2025年上半期Z世代トレンドランキング(フード部門)で第2位に輝きました。

さらに2025年下半期のヒット予想製品として、韓国で「辛ラーメン」に匹敵する人気の「ノグリ」ブランド初のZ世代向けカップタイプが登場します。レンジ調理にも対応しており、通常の熱湯調理よりももちもち食感を楽しめる画期的な製品です。

発売日2025年10月27日、全国のコンビニエンスストアなどで発売予定です。

2. カゴメが植物性ミルクの「濃厚」ニーズを深掘り

カゴメ株式会社は、世界的に売上No.1のアーモンドミルクブランド「アーモンド・ブリーズ®」から、「濃厚アーモンドミルク」を新発売します。

アーモンドミルク市場でまだ確立されていない“特濃”タイプへの需要 に応え、既存品(「アーモンド・ブリーズ 微糖 200ml」)の1.3倍に増量したアーモンドペーストを使用しています。1本(200ml)あたり75kcalという低糖質でありながら、満足感のある濃厚な味わいを両立しました。プロテインの割材としてもぴったりです。

発売日2025年10月14日(火)より全国のスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどで発売開始です。

3. 中村屋が「濃い味好き」のための新感覚中華まんを期間限定発売

ロングセラーブランドとして知られる株式会社中村屋は、寒い季節にぴったりの新商品「焦がし醤油とにんにくのチーズ肉まん」を期間限定で発表しました。

香ばしい焦がし醤油と炒め玉ねぎの甘み、にんにくのパンチが効いた濃厚な醤油ダレで味付けした豚肉の具を使用しています。さらに、ゴーダ・パルメザン・モッツァレラをブレンドしたチーズを、長年培った包餡技術で三重になるよう包み込んでおり、濃い味好きにはたまらない仕立てになっています。

また、個包装のパッケージごとレンジ調理が可能になり、更には、最適な温め具合になるようパッケージにも工夫がされており「誰でも簡単に調理ができ、最高の状態で中華まんを楽しんでいただきたい!」と担当者も熱く語られていました。

期間限定発売:2025年11月1日(土)から12月31日(水)まで、スーパー(関東近県)などで発売予定です。


「時短」と「本格派」を両立!注目の新製品ラインナップ

多忙な生活の中でも食の質を求める消費者ニーズに応え、調理時間短縮と本格的な味わいを追求した製品も多く登場しました。

エスビー食品

「SPICE & HERB シーズニング」シリーズから、冷凍フライドポテトにも使えるポテト用シーズニングの新製品として「韓国風チーズポテト」と「ケイジャンポテト」が発売されます。

「韓国風チーズポテト」はチーズ、サワークリーム、オニオンの風味を効かせた、甘じょっぱくてやみつきになる味わいです。

「ケイジャンポテト」はチリパウダーやクミンなどのエキゾチックな香りに、さわやかなオレガノやタイムが効いた、スパイシーでくせになる味わいです。

発売日2025年8月11日です。

キーコーヒー

家庭用コーヒーブランド「KEY DOORS+」から、簡易抽出型コーヒー『KEY DOORS+ JET BREW』が新登場します。

カップにセットし、取っ手を持って上下に振る特許技術 により、最短10秒でレギュラーコーヒーが楽しめます。

これは全く新しい技術!ドリップパックよりもゴミから豆が出ない点でも画期的だなと編集部も感じました!

ラインナップは「オリジナルテイスト」、「季節限定ブレンド」、「カフェインレス」の3種類です。

発売日:2025年9月1日(月)より全国で発売です。

ポッカサッポロフード&ビバレッジ

「じっくりコトコト」ブランドから、「パンが主役」の「超盛」シリーズと、パイ具材を使った「BISTRO仕立て」シリーズが新登場します。

「こんがりパン 超盛 燻製香じゃがいもポタージュ」は、こんがり焼き上げたひとくちサイズのパンの量がいつもの2倍入って食べごたえ抜群です。

「BISTRO仕立て デミグラススープ」は、バター香るサクサク食感のパイと、素材の旨味が溶け込んだ濃厚デミグラススープで、ビストロのような贅沢な味わいを手軽に実現します。

スープとしての需要だけでなく、「これ一つで忙しい朝の朝食も完了」など、脇役的な位置づけから、主役へとスープを変えたい!と担当者の方の言葉も印象的でした。

確かに満足度がとても高く、パンやパイのクオリティもとても高い印象で、この冬ヒットの兆しを感じました。

発売日:いずれも2025年8月25日です。


健康・社会課題に貢献する製品も充実

森永乳業の「のど&免疫」Wケアドリンク

森永乳業は、秋冬の体調管理におすすめの機能性表示食品「森永ラクトフェリン200 ドリンクタイプ」を発表しました。

パッケージ上で「のどの乾燥感軽減」「免疫機能の維持」の2つの機能性表示を実現した飲料です。

機能性関与成分「ラクトフェリン」は、同社が約60年にわたり研究を続けてきたたんぱく質です。

発売日:2025年10月7日(火)です。

「さかな展」で魚食を応援

水産庁が社会課題として認識する国内の魚介類消費量減少 に対応するため、「さかな展」というテーマも設けられました。

おやつカンパニーは「さかなの日」企画に賛同し、持続可能な漁業を応援するプロジェクト『モッタイナイおさかな活用計画』の一環として、未流通魚「コノシロ」を使用したスナック菓子を期間限定発売します。

発売日2025年10月27日です。

キューピーは「調理の面倒さ」という魚料理のハードルを下げるため、フライパンや電子レンジで簡単に本格的なアクアパッツァが作れる「アクアパッツァの素」を発売します。

ラインナップ:「鮭のアクアパッツァの素 3種のハーブ&ガーリック」、「白身魚のアクアパッツァの素 塩こうじ&レモン」の2種類です。

発売日:2025年8月1日(金)です。

その他、会場では和歌山県勝浦町のPRも行われ、生マグロも振る舞われました。


まとめ

今年の「おいしい博覧会」は、単なる「おいしさ」の追求に留まらず、「食感」や「香り」の個性、「健康サポート」、「社会課題への貢献」 といった、食の多様な側面にアプローチする製品が盛りだくさんでした。

特にパラコネニュースで気になった話題としては、お湯を注ぐだけで食べられるコスモス食品のAWATAMAオニオンスープや、最短10秒で淹れられるコーヒーなど、現代の忙しい生活に寄り添いつつも、食の楽しみを諦めない製品設計は、まさに「令和の忙しい消費者」の関心に深く刺さるのではないかと感じました。

この記事を書いた人
ao

▪️コストコマニア界のレジェンド
▪️熱狂マニアさん・ウワサのお客さま・ヒルナンデス・めざまし等TV出演多数
▪️Ameba公式トップブロガー
▪️Ameba認定講師「アメブロ学園」やってます
▪️パラレルコネクト代表

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