
くら寿司株式会社は、大阪・関西万博での店舗体験を継承する新店舗『くら寿司 メモリアル店 なんば千日前』を大阪府大阪市中央区にオープンしました。本店舗は、万博会場で提供された独自の空間や特別メニューを常設店として再現したものです。
現地に行って実際の店舗や限定メニューを試食してきたのでレポートしていきます。
万博のレガシーを継承し、大阪に活気を

2025年に開催された大阪・関西万博は、総来場者数約2,900万人、経済波及効果約3兆6,000億円規模を記録し、国内外に大きな影響を与えました。同社が出展した『くら寿司 大阪・関西万博店』は、期間中に延べ30万人以上が来店し、公表データを基にした同社調べにおいて万博ナンバーワンレストランとしての実績を残しています。
一方で、会期中は満席で入店できなかったという声が多く寄せられ、閉幕から半年が経過した後もSNS等で万博の終了を惜しむ「万博ロス」の声が続いていました。くら寿司はこうした背景から、万博店で創出された体験価値を『レガシー』として位置づけ、その体験をより多くのお客様に提供する場として2026年5月14日、本店舗の開業しました。また、万博閉幕後の関西経済の停滞を懸念する声に対して、大阪に元気を取り戻すという目的も掲げられています。
くら寿司史上最大規模を誇る広大な空間設計

新店舗『くら寿司 メモリアル店 なんば千日前』は、店舗面積が898.07平方メートル、回転ベルトの総延長が128.3メートル、座席数が288席と、くら寿司として最大規模となります。座席数は台湾の高雄時代大道店と同数であり、大阪・関西万博店に匹敵する広大な空間を有しています。 座席の内訳は、6人掛けのボックス席が46卓、カウンター席が12席用意されています。営業時間は11時から24時までとなります。
万博店を再現した内装とサステナブルな取り組み

店内は、万博の非日常空間を受け継ぐ設計が施されています。ジャパニーズモダンなデザインである木目調のフラットテーブルや畳風の座席、さらに回転ベルトなどは、大阪・関西万博店から実際に移設され、再利用されています。

エントランスには同社の巨大なロゴが配置され、広々とした待合スペースには万博店でも人気を集めた『抗菌寿司カバーとお寿司』のオブジェが設置されています。天井には巨大な皿のグラフィックが配置され、万博店の世界観を踏襲しています。 さらに、環境へ配慮した取り組みとして、廃棄予定の漁具を再利用したサイン(看板)や、廃棄プラスチックを素材として活用したレジカウンターなども導入されており、同社のサステナブルな姿勢を体現しています。

70か国の代表料理が特別仕様の回転ベルトで復活

提供メニューにおいては、万博店で展開されていた世界70か国の料理を再現した特別メニューが常設で提供されます。これらの料理は各国の大使館と協業し、本場の味わいにこだわって開発されたものです。 発表された万博店における特別メニューの人気ランキングトップ3と実際に食べた感想は以下の通りです。

1位:鴨のロースト トリュフソース(ハンガリー)
燻製した鴨肉にトリュフソースを合わせた、香り豊かな一皿。鴨肉は柔らかく、口いっぱいに広がるトリュフの風味もぜいたくで、食べ応えも十分。人気ランキング1位にも納得のおいしさでした。

2位:アホ(パラオ共和国)
ココナッツソースに白玉を合わせた、パラオ共和国のデザート。初めて聞く料理でしたが、濃厚なココナッツの香りと甘すぎない味わい、白玉のもちもち感が好相性です。どこか懐かしく、ほっとするおいしさでした。

3位:タリアータ(イタリア共和国)
焼いた牛肉を薄く切り、野菜などと一緒に味わうイタリア料理。お肉は柔らかく、ひと皿で肉と野菜を楽しめる満足感もありました。手頃な価格で本格的な味わいを楽しめる、コストパフォーマンスの高い一品です。
またスイーツのメニューも多く前菜やメイン、最後のスイーツまで楽しめ 『くら寿司 メモリアル店 なんば千日前』では、口から世界旅行の気分を味わうことができました。
万博ならではの世界の繋がりの表現にも注目!

これらの世界各国の料理と日本の寿司は、「回転ベルトは、世界を一つに。」というコンセプトを表現した特別仕様の寿司カバー『鮮度くん』に入れられ、回転ベルトで提供されます。二つにつながれたカバーの連結部分には赤と青の手が握手するモチーフが採用されており、前方に各国の料理、後方にお寿司メニューを配置することで、一体となって流れる仕組みになっています。
ぜひ立ち寄りたいおすすめスポット!

大阪・関西万博には足を運べなかった筆者も、世界各国の料理が回転ベルトを流れる光景や、実際に使用された抗菌寿司カバーのかわいらしいオブジェを通して、万博のにぎわいを身近に感じることができました。
世界の料理には名前すら聞いたことがないメニューばかりでしたが、本場の味にこだわっているからこそ、これまでに出会ったことのない味を楽しめるのも魅力です。70種類ものメニューがそろっているため、訪れるたびに新しい一品との出会いがあり、何度足を運んでも楽しめそうです。
近隣に住んでいる人はもちろん、大阪観光の途中に立ち寄る場所としても魅力たっぷりの『くら寿司 メモリアル店 なんば千日前』。いつものお寿司とともに世界を旅するような食体験を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

【店舗詳細】
・店舗名:くら寿司 メモリアル店 なんば千日前
・住所:大阪府大阪市中央区千日前2丁目8-4 延田ビル3階
・営業時間:11:00~24:00
・席数:288席(6人席:46BOX、カウンター席:12席)
・店舗面積:898.07平方メートル


