
「毎日しっかり寝ているはずなのに、体が重い」「ついつい食べ過ぎてしまい、心も体もすっきりしない」……そんな悩みを持つ女性に今注目されているのが、千葉県佐原の田園風景の中に佇む『水の郷 リトリート再(さい)』です。

ここは、女性による、女性のための再生空間。1泊2日のファスティング(断食)や瞑想、リラクゼーションを通して、日常の喧騒から離れ、自分の内側と深く対話することができます(1棟貸しで男性利用可能)。今回、ファスティング初挑戦の筆者が実際に宿泊し、体重マイナス2.3kgという結果以上に驚いた「心身の劇的な変化」を詳しくレポートします。
江戸の情緒が残る佐原から田園に佇む静寂の隠れ家へ

『水の郷 リトリート再』の最寄り駅はJR成田線の佐原駅。佐原は利根川の水運を利用して商工業が発展し、「江戸優(まさ)り」と呼ばれるほど栄えた江戸の商家が今も続く“佐原の町並み”で有名な場所。佐原駅も佐原の町並みをイメージした和のしつらえとなっています。

『水の郷 リトリート再』は佐原駅から車で約15分の、田んぼの真ん中にあります。事前に予約すれば車で迎えに来てくれますよ。筆者もスタッフさんの車で佐原駅に移動しました。

『水の郷 リトリート再』の周囲は、田んぼと、あやめや蛍鑑賞で有名な『水郷佐原あやめパーク』のみ。喧噪から離れた静かな空間で、自分をゆっくり見つめ直すことができます。
日常から内省の旅へ。五感を研ぎ澄ます「光と影」の癒やし空間

早速中に入ってみると、柔らかな照明に照らされた、温かみのあるエントランスとフロントが広がります。エントランスを入ってすぐ正面にシンボルツリーの「シナモンの木」がお目見えし、出迎えてくれます。シナモンの花言葉は「純粋」「純潔」。再生やファスティングというテーマに寄り添ってくれそうです。
曲線カウンターのフロントで受付をすませ、あたりを見渡すと、エントランス右手にリトリートラウンジが。

芝生をイメージした緑のカーペットに、ひらけた窓ガラスからはインナーガーデンを眺めることができます。ヨガマットも用意してあるので、このスペースで思い思いにヨガやストレッチ、読書にふけることも可能です。

曲線カウンターと共に入口奥に広がるのは、ウェルネススペース。温かみを感じる丸テーブルとイスが用意され、このスペースでオリエンテーションや身体が喜ぶミニ講座を受けることができます。エントランス、リトリートラウンジ、ウェルネススペースは外光を取り入れた光にあふれた空間です。

そしてシンボルツリーを超えて右の通路を入ると、今度は少し照明を抑えた落ち着いた空間に。インナーガーデンの緑越しから差し込む柔らかな光の中で、和漢よもぎ蒸しやアロマトリートメントを受けることができるトリートメントルームや、足湯エリアにつながります。

足湯は内省のための暗い空間。

ゆらゆらと揺れる水紋が天井に投影されると、水面を反射した光が天井で揺れます。この動きは「1/fゆらぎ」と呼ばれる自然のリズム。温度調整された足湯に足を浸し、ヒノキの香りを感じながらボーっと水紋を眺める時間を楽しみます。

足湯エリアのさらに奥には、メディテーションルームが。

ここは内なる対話のための、静寂な空間。

スポットライト照明だけが灯るシンプルな構造で、座禅や瞑想を通して心の在り方を取り戻していくのです。スマートフォンやPCで疲れた脳をリセットさせ、自分と向き合います。
ここまでが1階のスペース。入り口から奥に進むにつれて明暗のコントラストが深まり、日常から内省の旅へ誘います。
テレビも食事もない贅沢。大人の秘密基地のような「シェアスイート」

宿泊のための客室は2階にあります。『水の郷 リトリート再』は通常のホテルとは違うため、食事や1人用の部屋、テレビなどはありません。

2階には「シェアスイート月花-Gekka-」「シェアスイート水鏡-Suikyou-」「シェアスイート緑風-Ryokufu-」の3部屋があり、それぞれの部屋にやぐら形式のセミダブルベッド4台が設置してあります。

他の利用客の方と同じ部屋になりますが、広々とした空間でプライベート感は守られています。自然光が優しく差し込み、ミニマルながら温かみのあるデザインです。

ちなみに筆者は「シェアスイート緑風-Ryokufu-」のお部屋に滞在。この日は他の利用客がいなかったこともあり、「花・鳥・風・月」の4つあるベッドの中から好きなところを使っていいとのことでした。筆者は2段目の「風」を選びました。

ベッドスペースにはダウンライトとコンセントスペースもあり、秘密基地のような感じ。

狭苦しい感じはなく、ベッドはセミダブルだけあって広々!

ロールカーテンがあるのでプライバシーも保たれます。ちなみに館内はWi-fiも完備してあります。

洗面台やシャワールーム、トイレは共有です(※ファスティングで1日過ごすため、湯舟はなし)。部屋の外に美しい丸鏡と洗面台が並んでいます。

洗顔や化粧水、ドライヤー、ボディタオル、ヘアブラシ、歯ブラシ、そして館内着と靴下もあるため、ほぼ手ぶらで宿泊できるのも魅力ですね。

2階の廊下も外光が差すベンチがあり、ゆっくり過ごすことができます。

さらにベランダに出ると『水郷佐原あやめパーク』や田んぼの緑の眺めが広がり、心地よい気分に。このベランダでもヨガやストレッチが可能です。

「絶食」ではなく「内臓の休息」 内側から変化を感じるファスティングの実践
筆者は実はファスティング初挑戦。とはいえ予約時に、宿泊前日・当日の食事に関するアドバイスが送られてくるため、準備食にどんなものを食べたらいいか分かります。前日はお粥や野菜などを食べ、当日は固形物を食べずにスープを飲んでから向かいました。

まずはウェルネススペースでオリエンテーションとカウンセリングを受けます。オリエンテーションで館内の案内やファスティングの考え方、そのスケジュールなどの説明を受けました。

ファスティングは1泊2日で約20時間のスケジュール。スタッフの小林さんは、「特別なアクティビティや強制的なプログラムはありません。講習会以外は基本的に自由時間です。ファスティングの効果を高めるために、『何もしない贅沢な時間』を大切にしています。お部屋で過ごすもよし、足湯に入るもよし、自分を甘やかすように自由にお過ごしください」と説明してくれました。

ファスティングは「絶食」ではありません。生きていくための必要な栄養は酵素ドリンクで補いながら、内臓を一旦休ませることが目的です。体内にある消化酵素は、「食べたものを分解するため」に働きます。しかし「代謝酵素」は「身体の修復や再生、デトックスのため」に働きます。ファスティング中は消化に使うためのエネルギーを代謝に回すことができ、内側から変化していくのです。
確かに筆者は1日中何かしら食べていたので、常に消化酵素が働いている状態だったということ。それではいつも身体が疲れているはずだし、体内の負担も大きかったはず。ファスティングを通して食のクセをリセットしたいと思いました。

『水の郷 リトリート 再』で提供される酵素ドリンクは、無農薬・有機栽培の素材を1年以上発酵させ、添加物を一切使用していないという『MANApremium 』。1日250mlを目安に水で薄め、こまめにチビチビと飲んでいきます。筆者は13時頃チェックインしたので、翌日の13時頃までに250ml摂取していくことになりました。

まずは酵素ドリンク50mlをボトルに入れ、350mlほどの常温の水で割ります。これを5回繰り返すと酵素ドリンクを250ml飲んだことになります。

3時間くらいかけてチビチビ飲んでは、就寝中をのぞいて新たに作っていきます。酵素ドリンク以外は、常温のお水、あたたかいルイボスティーなどを飲んで過ごします。

オリエンテーションでは日々の食生活や睡眠時間などのカウンセリングの他、「滞在後にどんな自分になっていたいか」など内面的なヒアリングもあり、この時点で自分自身のことを考える時間となりました。体型や健康だけでなく、「どんな状態の自分だったら納得できるのか」といった、生活面や心の面も含めて、自分に問いかけて見つめ直すきっかけを与えてもらいました。
またオリエンテーションの最後に、目を閉じて深く呼吸をする瞑想もやってくださるので、瞑想初心者でもどのように呼吸をすればいいのかが分かります。鼻からゆっくり息を吸って、お腹からゆっくり吐き出すことを繰り返すと、普段いかに自分がしっかり呼吸をしていないか痛感しました。なかなか空気が吸えないし、すぐに苦しくなるのです。そして頭で考えごとをしていると、ついつい呼吸が止まっていたりして、「意識して呼吸しなければ!」と思うようになりました。

オリエンテーション後は、ミニ講座まで自由タイム。酵素ドリンクをゆっくり飲みながらリトリートラウンジで本を読んだり、足湯につかって天井に反射する水紋を眺めたり。

ただただ静かな時間が流れます。その時間が心地よくて、空腹感も全くなく楽に過ごすことができました。
37兆個の細胞に働きかける! カネカとのコラボ講座で学ぶ最新インナーケア
夕方からは身体や健康に関するミニ講座がスタート。今回は、還元型コエンザイムQ10のリーディングカンパニーである株式会社カネカとのコラボレーション講座『細胞から整えるインナーケア』が開催されました。

なんと、「私たちの体は約37兆個の細胞でできており、健康の出発点はすべて細胞にある」とのこと。驚くべきは、細胞内のエネルギー工場「ミトコンドリア」が作り出すエネルギー(ATP)の量です。成人は1日に「自分の体重とほぼ同じ量」のATPを作り、消費しているといいます。このエネルギー産生がスムーズにいかなくなることが、疲れや不調の根本原因となるのです。

細胞がエネルギーを作る際、そして活性酸素から細胞を守る(細胞や組織がダメージを受けて「体がサビついた」状態から保護する)際に欠かせない成分が「還元型コエンザイムQ10」。しかし、体内のコエンザイムQ10量は20歳をピークに減少。特に心臓では80代で半分以下にまで落ち込みます。また、食事から摂取しようとしても、目安となる100mgをとるには「イワシ約16匹」「ブロッコリー約12kg」「牛肉約3kg」が必要で、現実的ではありません。

コエンザイムQ10には「酸化型」と「還元型」がありますが、体内でそのまま働けるのは「還元型」。加齢やストレスで変換能力が衰える現代人にとって、直接「還元型」を補うことが、コンディションを取り戻す第一歩になると資料に示されていました。 講座内では、細胞を活性化させる具体的なワークも紹介されました。
・深い腹式呼吸: 細胞に酸素と栄養を届ける。
・肩甲骨・首のストレッチ: 血流とリンパの流れを改善。
・椅子に座ったままの「足踏み」: 貧乏ゆすりに近い小刻みな振動が、劇的に血流を良くする。

実際に筆者もその場でやってみたのですが、足先がポカポカして身体の変化をすぐに感じました。講座を通して、日々のこまめなストレッチの他に、還元型コエンザイムQ10を意識して摂取するようにしようと思いました。ちなみにカネカとのコラボ講座は8月末までの宿泊の方対象です。
身体を温め、めぐりを促す 至福のトリートメントと幻想的な蛍の夜

ミニ講座後は、翌日のチェックアウトまで自由タイム。こまめに酵素ドリンクを飲みながら、読書や瞑想、足湯に何度もつかったりして1人の時間を楽しみました。

オプションで和漢よもぎ蒸しやアロマトリートメントも追加できるため、筆者もやってみることに。

和漢よもぎ蒸しでは、国産よもぎと厳選10種の和漢植物がブレンドされた5つのよもぎパックの中から、自分の現在の不調に合わせたものを選び、じっくりと下半身に蒸気を浴びていきます。ゆっくりと呼吸することで心も身体も温まります。

アロマトリートメントでは、4種類の100%天然精油から自分の好きな香りを選びます。背面と表面の脚、腰、背中、肩甲骨、肩、首、腕、デコルテ、そして頭と、全身しっかりほぐしてくれるので、いい香りに包まれてうっとりする気分に。よもぎ蒸しとのセットで身体がほぐれ、温かくめぐっていくのが分かりました。

ちょうどこの日は、隣にある『水郷佐原あやめパーク』で蛍鑑賞をやっていたので、夜8時頃に散歩がてら行ってみることに。真っ暗な道を歩くと、たくさんの虫の声やカエルの声が聞こえ、自分の感覚が研ぎ澄まされているのが分かります。

園内も灯篭の明かりのみで幻想的な世界。灯りが途絶えた先に水場があり、そこではたくさんの蛍が淡い緑色に光って飛んでいました。自然に触れる時間を持つことができたのも、このリトリート旅の収穫です。
1泊2日でマイナス2.3キロ! 体が軽くなり、思考が冴えわたる「再生」の実感

翌朝もチェックアウトまでは自由時間。筆者は朝早めに起きて足湯につかり、5分間だけ瞑想して気持ちをリフレッシュ。この時点ですでに固形物を食べずに24時間経っていましたが、全く空腹感もなく、頭がスッキリしていました。
チェックアウト後も13時までは酵素ドリンクを飲み、その日は帰宅後も全くお腹がすかなかったので、残った酵素ドリンクを引き続き飲んで過ごしました。その結果、1泊2日のファスティングでなんと2.3キロ体重が減少! 翌日から出汁と野菜の汁物、お粥などで徐々に普通食に戻していきました。1週間経ってもリバウンドしていません。

リトリート後に身体の変化を感じたのは朝でした。目覚めがスッキリしていて身体が軽いのです。今まで体中に鎧をつけたような重さとだるさが常にあったのですが、スっと力を入れずに起き上がることができ、軽い状態で動けるようになりました。また思ったよりお腹がすくこともなく、頭が冴えている感覚で仕事もはかどるようになりました。
筆者がこのリトリートを通して痛感したのは、「自分が今までいかに食べ過ぎていたか」ということ。常に消化酵素が働いている状態で、代謝に使われていなかったため、体内も常に疲れていたんだなと反省しました。そして「1人で過ごせる時間」「何もしない時間」というのが、どれだけ貴重で贅沢で幸せなことであるかも、噛みしめたのでした。

今後も『水の郷 リトリート 再』で、定期的にファスティングとリトリートの時間を持つようにしようと心に決めました。「ファスティングに興味がある」「自分自身と対話したい」「健康や身体に関する勉強をしたい」と思った皆さん、ぜひ『水の郷 リトリート 再』に行ってみてくださいね。
施設情報

『水の郷 リトリート再』
住所:〒287-0801
千葉県香取市扇島1837-5
アクセス:東京駅から約90分、成田空港から35分
JR成田線・佐原駅から車で約15分。事前予約で送迎あり。
※カネカとのコラボ講座『細胞から整えるインナーケア』は8月末までの宿泊の方対象です。


