
ウェアラブルカメラや探検での撮影向けヘルメットカメラなどのブランド・GoProが20日、東京・神田明神ホールで新製品発表会を開催し、同社史上最も“野心的”なコンパクトシネマカメラ『GoPro MISSION 1』シリーズを日本でお披露目しました。
会場にはGoProのSVP of Global Marketing and Digital Commerceを務めるRick Loughery氏、Social Media + Advocacy Marketing Manager, JapanのJustin Cove氏、そしてGoPro認定アンバサダーで映像監督の普光江新氏が登壇。製品プレゼンテーションやトークセッション、製品展示エリア・タッチ&トライコーナーを通じて、MISSION 1の魅力を多角的に紹介しました。
GoProが提案する「コンパクトシネマ」という新カテゴリー

発表会の開幕とともに、実際にMISSION 1を使って撮影された日本オリジナルのオープニングムービーが公開されました。GoPro認定アンバサダーで映像監督の普光江新氏がディレクション・撮影を手がけ、空手・和太鼓・ファイヤーダンスといった和の伝統アクションと東京の夜の街並みを、1インチセンサーが持つ圧倒的な低照度性能でダイナミックに描き出しました。

「MISSION 1」は、単なるアクションカメラの進化形ではありません。Rick Loughery氏は本シリーズを「意図を持って撮影するためのカメラ(Shoot with intent)」と定義しました。
これまでGoProが培ってきた「頑丈・コンパクト・防水」というDNAを継承しつつ、映画制作者やクリエイターがプロの現場でメイン機として使える「シネマクオリティ」を実現したのが最大の特徴です。

シリーズの心臓部には、新開発の50MP 1インチセンサーとGP3プロセッサーが採用されました。
- 驚異の解像度とスピード: フラッグシップモデルの「MISSION 1 PRO」は、8K/60fpsの動画撮影に対応。さらに、4K/240fpsという業界最高水準のハイフレームレートを実現しており、滑らかなスローモーション表現が可能です。
- 低照度性能とダイナミックレンジ: 1インチセンサーの恩恵により、夜間や暗所での描写力が飛躍的に向上。最大14ストップのダイナミックレンジを誇り、明暗差の激しいシーンでもディテールを逃しません。
- プロ仕様の音声: 32ビットフロートオーディオ録音に対応。音割れを気にせず、ささやき声から爆音までを忠実に記録できます。
撮影現場からのリアルな声:普光江 新氏が語る「進化」

普光江氏は、本機で撮影された日本オリジナルのオープニングムービーを振り返り、その実力を語りました。「120fpsでは物足りなかった領域を240fpsが軽々と超えてくれた。映像の見栄えが根本から変わる」と、その流麗な描写を絶賛。ファイヤーダンスの火花が飛び散る中での撮影や、ラストシーンでは「溶けた鉄が降り注ぐ中にカメラを置く」という大胆な手法を敢行。レンズカバー2枚を犠牲にしながらも、本体は無事だったというエピソードで会場を沸かせました。

また、2026年Q3発売予定の交換式レンズモデル『MISSION 1 PRO ILS』についても言及。渋谷のスクランブル交差点で望遠レンズを使い、バイクや歩行者をマニュアルフォーカスで狙い撃つなど、アクションカメラの概念を覆す表現が可能になったことを明かしました。
ラインナップと価格・予約情報

「MISSION 1」シリーズは、用途に合わせて3つのモデルが展開されます。
- MISSION 1 PRO(フラッグシップ): 122,600円
(8K60 / 4K240 / 1080p960対応) - MISSION 1 PRO Grip Edition(マルチ機能グリップ付属): 136,600円
- MISSION 1(ベースモデル): 105,400円
(8K30 / 4K120 / 1080p240対応)
予約受付は、2026年5月28日よりGoPro.comおよび家電量販店にて開始されます。

GoProのJustin Cove氏は、アジア全域のコンテストで日本のクリエイターが圧倒的な存在感を示したことに触れ、「日本のクリエイターたちがMISSION 1という新たな武器を手にしたとき、どんな表現が生まれるのか非常に楽しみ」と期待を寄せました。
単に記録するだけでなく、自らのビジョンを「作品」として追求する。GoPro MISSION 1は、日本のクリエイティブシーンに新たな旋風を巻き起こしそうです。


