
寿司チェーン店・くら寿司が7月31日、全世界店舗の従業員の中から頂点を決める社内コンテスト『KURA-No.1 GRAND PRIX 2026』を大阪・貝塚市のくら寿司事務所で開催。大阪市城東区の城東今福店が初優勝を飾りました。
5部門でスピードや正確性、見た目を総合的に競う

くら寿司では、外食産業の求人数が求職者に対して約 2 倍となる「売り手市場」にある今、より人材確保や定着が大きな課題となっている中で、「ここで働きたい」と思える職場環境の整備や従業員の定着率向上を図るため、社員研修に力を入れています。「EX(Employee Experience:従業員体験)の向上が CX(Customer Experience:顧客体験)の向上につながる」という考えのもと、従業員の技術力とモチベーション向上を目的として、2022 年から毎年『KURA-No.1 GRAND PRIX』を開催しています。

今年で第 5 回を迎える本大会は、日本の551店舗から選ばれた7店舗と本部チーム、米国・台湾から選抜された全 12 店舗が集結。マニュアルに沿った商品作成を行いながら、スピード・正確性・見た目の美しさなどを総合的に競い、全世界の従業員の中から頂点を決定します。

これまでは 3 部門で対決していましたが、海外チームとの公平性を考え、今年から、「にぎり製造部門」「ぐんかん製造部門」「ネタ切り部門」「デザート部門」「総合部門」の 5 部門へ変更。今年の初めて参加するくら寿司本部は、“くら寿司の美味しさの源流”を担う「商品開発部」、卓越した職人技で高品質な食材を安定供給する「セントラルキッチン」といった“バックヤードの精鋭チーム”が登場しました。

審査はそれぞれの部門の結果をポイント化し、ポイント獲得数が多いTOP3の店舗が決勝戦へ進むという方式。場内には審査員スタッフ、出場選手、サポートスタッフ含め約150人が集まり熱気むんむん。開会式では選手宣誓が行われ、2025年度優勝店舗の町田店からトロフィーが返還されました。

会場には調理台が4台用意され、1選手ごとに時間を1分近くずらして調理がスタート。一斉スタートの場合、ほかの選手が完成すると拍手などで完成タイミングが分かってしまい、競技を続けている選手にプレッシャーがかかってしまうことから、公平性をより重視して行われています。

各部門で寿司作りや魚裁き、デザート作りなどが次々行われ、そのスピードや技の美しさに会場もヒートアップ。

『ネタ切り部門』予選ではアメリカチームのダニエル・リーさんが、マイ包丁を持参して挑戦。

「これは日本の友人から買ってもらって、彼の名前が入っています。普段使っているものではなく新しいナイフだったんですけど、結構手元にフィットして使いやすかったです」と語りました。

自身の出来栄えを聞かれると、「ボタン押して『スタート』となったタイミングで頭が真っ白になってしまって、初めの数カットはちょっと思うようにできなかったです」と悔しさも。「でもそこから立て直してきて、全体的には良かったという風に思ってます」と笑顔を見せました。

個人戦の接客部門は、会場に隣接する東貝塚店内で実際にオペレーションや接客をチェック。1人1人、審査員を前に会計案内を実施しました。

会場では、選手が握り終わった後に作業台を元の状態に整えるスタッフたちも驚異のスピードで動いていきます。冷蔵庫にネタを補充したり、皿を補充したり、調理台を拭いて清掃したりと、スタッフが連携しながら支えていました。

優勝の城東今福店「みんなの頑張りが評価されてうれしい」

今回優勝した城東今福店は、第1回、2回、4回大会に出場。過去4回すべてに参加している同店の澤野幸さんは、「4回目の出場でやっと優勝できました。良い報告を店舗に持って帰れます!」と喜び。同じく4回すべてに出場している川勝梨穂さんも、「まあ優勝できてよかった。また頑張ります」と満面の笑みを見せました。竹内萌江子店長は、「(スタッフの)みんなの頑張りが評価されてうれしいです。これからも、良い店舗にしていきたいと思います!」と安堵の表情を見せました。

日頃から店舗で意識して取り組んでいることを聞かれた澤野さんは、「やっぱり見た目のキレイさ、グラムなどは、常にお客さまにキレイな商品をご提供できるように心がけて作っています」と明かし、今回の勝因について「みんなが自分が持ってる力を発揮できた結果じゃないかなとは思います」と語りました。
コンテスト結果

『接客コンテスト モデル店』
盛岡南店
個人賞
・金賞
仙台中野栄店・小野寺方子氏
・銀賞
平井店・継岩瞳氏
・銅賞
広島紙屋町店・松江優子氏
各部門MVP
・『にぎり製造部門』
千葉駅前店・大橋怜奈氏(70.6ポイント)
・『ぐんかん製造部門』
台湾①チーム・劉景恩氏(59.0ポイント)
・『ネタ切り部門』
本部チーム・モッ モッ ルイン氏(84.0ポイント)
・『デザート部門』
千葉駅前店・長岡多美代氏(64.7ポイント)
・『総合部門』
千葉駅前店・市原梢氏(65.2ポイント)
チーム順位
・1位
城東今福店(894.6ポイント)
・2位
台湾①チーム(852.4ポイント)
・3位
千葉駅前店(846.5ポイント)
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