
7人組男性グループIMP.のリーダー・影山拓也さん、俳優の松田悟志さん、松村龍之介さん、小波津亜廉さん、石井一孝さんらが3日、東京・中央区の新橋演舞場で舞台『星列車で行こう』の公開稽古を行い、囲み取材に応じました。
10・4から新橋演舞場公演 影山「僕の人生が180度変わった劇場」

今日10月4日から上演の『星列車で行こう』は、夜空を駆ける“幻の列車”を舞台に、人生の岐路に立つ人々が出会い、悩み、そして希望を見出していく姿を描いたオリジナルストーリー。脚本は小説家の真山仁さん、演出・補綴は歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんが手がけています。2024年に京都・南座、名古屋・御園座で上演され、多くの反響があり再演が決定。今回、新キャストに小波津さんが加わりました。
影山さんが演じるのは、裕福な家庭に生まれ、何不自由ない生活を送る青年の太郎。その環境とは裏腹に、常にどこか虚しさを感じています。偶然乗り込んだ星列車の中で、お金持ちを目指し闇バイトに手を出し逃げてきた次郎(松田さん)と、歌舞伎俳優を目指す五郎(松村さん)に出会います。3人は車掌(石井さん)と過ごしながら自分自身と向き合い、夢を見つけていくのです。劇中では、『一寸おたずねします』(越路吹雪)や、『MONEY』(浜田省吾)、『Stand by Me』(ベン・E・キング)など、往年の名曲をアレンジした歌とダンスも披露します。

この日は初日を前に公開稽古が行われ、本番さながらにパフォーマンスを披露しました。座長を務める影山さんは、「今年は再演ということで、個人的に玉三郎さんの元でまたお芝居と歌唱をさせていただけることが、いつも光栄に思います。なんといっても小波津さんも参加されたということで、昨年とは違った『星列車で行こう』が楽しんでいただけると思います」とあいさつ。石井さんは「舞台俳優を33年やっておりますけれども、こんなに学びのある舞台は初めてです」と語り、「再演ではございますけれども、新しいセリフになったり、小波津くんが参加されたり、もはやこれは『初演』です!」とアピールしました。

今回から新たに加わった小波津さんは、「皆さん前作が初演で、僕は今回から参加させていただきますが、皆さんが作ってこられた作品への熱量みたいなものを、稽古の段階からひしひしと感じておりました」と振り返り、「玉三郎さんをはじめ、芸術に対しての向き合い方、付き合い方、役や作品、歌に対してどれだけ真摯に自分と人と台本と向き合うかを突き詰められているのを、肌で、頭で、心で感じました」と、カンパニーの熱量を明かしました。

また影山さんは新橋演舞場での上演について、「個人的にこの新橋演舞場という場所は、僕がIMP.のメンバーと出会った場所でもあり、僕の人生が本当に180度変わった劇場でして」と思い返し、「ここに座長として立たせていただけていることに感謝の思いと、すごく感慨深い気持ちで、今日は胸がいっぱいでした」と、高鳴る思いを語りました。
玉三郎の期待に応え「『もうこれでいいんだ』ということはない」

演出を担当した玉三郎さんは舞台稽古を観賞し、「みんな芝居が馴染んできたので、とてもうれしいです。すごく落ち着いてきてるみたいなので」と喜び。報道陣から「ダメ出しなどはありましたか」と聞かれると、「僕ね、“ダメ出し”って言わないんですよ。チェックして、あとは“褒め出し”です。『芝居が良くなった。あとは歌だね』と伝えました」と語りました。

玉三郎さんと13年前から共演経験のある松田さんは、「玉三郎さんが“褒め出し”というお話をされましたけど、今日終わった後に楽屋の後ろで、本当に役者たちみんなを手放しで褒めていただいたんです」と語り、「でも初演の時からずっと感じていますが、玉三郎さんが『今日が良かったね』と言ってくださることは言葉通りに受け止めても、その言葉を受け止めた時のすごくうれしい幸せな気持ちは一旦忘れて、明日また舞台に立たなきゃいけない。うれしいと同時に、自分の心の帯をしっかりと締め直すような作業がセットになっている自分を先ほど感じました」と、心境を説明。「芝居は『もうこれでいいんだ』ということはないので、毎日毎日、必ず『もっと良く』というふうに肝に銘じて、毎日進んでいきたいです」と意気込みました。

昨年に続き出演する松村さんは、「松田さんもおっしゃっていたように、あぐらをかかず、慢心せずやることが本当に大事で。(公開稽古で)最初から最後まで集中して皆さんに届けた時に、意図せずにその場で勝手に出てくる感情や言葉、相手の反応があって、その新鮮さをすごく感じられました」と語り、「僕が出ていないシーンを(舞台)袖で見ていた時も、乗車している仲間たちに対してうれしい気持ちや、『もっともっと頑張んなきゃな』という背中を押す気持ちにもつながって、とてもいい時間を過ごせました」と振り返りました。「満足したら終わってしまうので、もっともっと精進を重ねたい」と、やる気を見せました。
『星列車で行こう』は新橋演舞場で26日まで。その後、大阪・松竹座で30日から11月9日まで上演。
◎公演情報公式サイト◎
・新橋演舞場
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202510_hoshiressha_enbujo/
・大阪・松竹座
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202510_hoshiressha_shochikuza/


