
11月11日は介護の日。「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」というキャッチフレーズを念頭に、覚えやすく親しみやすい語呂合わせとなるこの日が選ばれました。在宅介護サービスを手掛ける訪問入浴大手のアースサポート株式会社は、この介護の日にちなんで『入浴中の事故を防ぐための5つのポイント』を発表しました。
驚愕の事実!自宅浴槽内での死者数は交通事故の約3倍!
厚生労働省『人口動態統計』によれば、令和5年に家や居住施設の浴槽で亡くなった65歳以上の高齢者の数は6073人、一方、交通事故で亡くなった方の数は2116人となっており、自宅の浴槽内での死者数は交通事故の約3倍にものぼります! 浴槽という誰もが日常的に使う身近な場所が、実は高齢者にとっては非常に危険な場所なんですね。

冬本番前の今から気を付けたい!ヒートショックの危険性は11月頃から!
これほどまでに浴槽内での高齢者の死者数が増加してしまう主な原因として、ヒートショックが挙げられます。
暖かい部屋から気温の低い脱衣所や浴室などへ移動すると、急激な温度変化によって血管が縮んで血圧が上がります。その後温かい浴槽に入ることで今度は逆に血管が広がって血圧が急激に下がるという現象が起こります。このように血圧の大きな変動が心臓や血管に大きな負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすことをヒートショックと呼びます。
ヒートショックという言葉を耳にされたことがある方も多いと思いますが、もっと寒くなってから気を付ければ大丈夫だと思っていませんか? 11月は気温が急激に下がり、ヒートショックが起こりやすい時期。気温が15℃を下回ってきたら、暖房やこたつの準備とともに、ヒートショックへの備えも始めましょう。
今日からできる!入浴中の事故を防ぐための5つのポイント!
ヒートショックは、ポイントを押さえて対策すれば未然に防ぐことができます。下記の5つのポイントをぜひ今日から実行してみましょう!

- 入浴前に脱衣所や浴室を暖め、温かい部屋との温度差を5度以内にしましょう。
- お湯の温度は41度以下に、お湯につかる時間は10分以内を目安にしましょう。
- 浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
- 食後すぐ、飲酒後、薬の服用後の入浴は避けましょう。ただし、入浴前の水分補給は忘れずにおこないましょう。
- 入浴する前に同居者に声をかけて、ご自身の様子を気にかけてもらいましょう。
脱衣所や浴室に暖房器具がない場合は、入浴する少し前から脱衣所のドアを開けておく、浴槽のふたを開けておくなどの少しの工夫をすることで、温かい部屋との温度差を減らすことができます。ヒートショック以外にも、入浴には転倒や熱中症の危険性もありますので、合わせて対策できるといいですね。
介護の日に合わせて入浴環境も見直しを!
1日の中で比較的長い時間を過ごすリビングなどは環境を整えやすいですが、短時間しか使わない浴室の環境にはなかなか目が行かないものです。11月11日の介護の日に合わせて、ご自宅の浴室や脱衣所などの環境を見直してみませんか?



