北海道・美瑛の女性農家グループ『Hana la mom』が届ける『魔女の果実ジャム』【ハスカップ収穫現場をレポート】


美しい丘陵地帯が広がる北海道・美瑛町。この地域では、女性農家グループ『Hana la mom(ハナラーマム)』が、自分たちの畑で収穫した野菜や果実を使った手作りジャム『魔女の果実ジャム』を販売しています。

パラコネニュース編集部は、2025年7月に『Hana la mom』さんにお邪魔し、美瑛町でまさに収穫期を迎えるハスカップ収穫を体験しました。今回は、野菜や果物の栽培やジャム作りに情熱を注ぐ『Hana la mom』の取り組みをご紹介します。

いざ美瑛へ!フラダンスメンバーで結成した『Hana la mom』

パラコネニュース編集部が向かった美瑛町。どこまでも続く道路に、広大な畑や緑が広がります。

この日は『Hana la mom』のメンバーが、ハスカップ畑で収穫をしていました。

『Hana la mom』の代表を務める鹿島さんによると、ジャム作りのきっかけは「規格外の野菜を見てもったいないと思い、ジャムに生まれ変わらせよう」と考えたこと。最初は鹿島さん1人で活動していましたが、趣味で通っていたフラダンスのメンバーが仲間になったといいます。2017年から本格的な活動が始まりました。

メンバーの中村さんは、グループ名の由来もフラダンスから来ていると語ります。「ハワイ語で『仕事(Hana)』と『日・太陽(la)』と『母(Mom)』を組み合わせたもの」だといい、「太陽とともに働く母」たちが、農作業の合間にジャム作りを行っています。

ハスカップ収穫体験!生で市場に出回らない理由とは?

ハスカップは、かつてアイヌの人々が「不老長寿の果実」として珍重したとされる、北海道を代表する果実です。ブルーベリーを細長くしたような形をしています。アントシアニンはブルーベリー以上含まれているといわれ、「スーパーフルーツ」としても知られています。

その実は非常にデリケート。少しの衝撃で皮が破れてしまうため、市場には冷凍品が出回ることが多く、生の実は産地でしか味わえない希少なものです。

実際にパラコネニュース編集部メンバーも収穫してみたのですが、実をそっと触るだけでホロっと簡単に取ることができました。実同士がぶつかるとすぐに果実が出るため、空輸などの長時間の移動には向かないことが分かります。

中村さんはハスカップ収穫について、「1時間で採れるのはわずか1kgほど。機械化はできず、すべて人海戦術の、地道な手作業です」とその難しさを語りました。

この日の収穫体験には、東京のイタリアンレストラン『代官山ASOチェレステ日本橋店』の志水熱太料理長と、フランス料理店『ブラッスリー ポール・ボキューズ大丸東京店』のシェフでパティシエの桑畑豊さんも参加。

東京の第一線で活躍する料理人たちも、指先が紫に染まるほど繊細なハスカップの扱いに、「生の実はこれほどまでに柔らかいのか」「ちょっとだけ衝撃与えただけで皮も破れちゃうから、『まず冷凍じゃないと保存ができない』ということが分かりました」と驚きの声をあげていました。

冬の厳しさを乗り越える「手仕事」の結晶

美瑛の冬は厳しく、畑には2メートルもの雪が積もります。『Hana la mom』のメンバーは、秋には木を一本一本紐で縛り、雪の重みで枝が折れないよう対策を施します。春、雪解けとともに紐を解くと、5月には黄色い小さな花が咲き、6月末から7月のわずか3週間ほどが待望の収穫期となります。

『Hana la mom』のハスカップは、もともとは土地の整備で処分される予定だった木を譲り受け、それぞれの農園に植え替えて大切に育ててきたもの。地域の歴史と木々の命を繋ぐ活動でもあります。

野菜・果実と砂糖だけ!低糖度にこだわる『魔女の果実ジャム』

『Hana la mom』は、収穫したハスカップや、自分たちが育てた野菜を町内の加工施設『みのり』で『魔女の果実ジャム』に加工しています。

『みのり』で作られるジャムは、増粘剤を使わず、果実と砂糖だけで仕上げる低糖度のこだわり。ハスカップジャムはハスカップの量の半分の砂糖を使い煮込んでいきます。ハスカップ本来のパンチのある酸味を活かしたジャムのほか、トマト、ニンジン、ルバーブ、トウモロコシなど、農家ならではの多彩なラインナップが揃います。

中でも異彩を放つのが、美瑛の観光名所・青い池をイメージした『ブルージャム』です。「青い池に行けない人にもその色を届けたい」との思いから開発されたこのジャムは、自社産のじゃがいも(キタアカリ)をベースに、バタフライピーの花で青色を表現したもの。完成までに1年半以上、34回もの試作を重ねた苦心の作です。

■『ブルージャム』Hana la momインスタグラム

Instagram

産地と消費地を繋ぐ「食」の未来

収穫を終えたシェフたちは、「産地でしか味わえない鮮度、農家の皆さんの苦労を直接知ることで、料理への向き合い方が変わる」と、産地交流の意義を強調しました。

『Hana la mom』の製品は、町内の「道の駅びえい『白金ビルケ』」などで販売されています。また、ふるさと納税でも手に入れることができますよ。

美瑛の厳しい自然と、愛情深い母たちの手によって育まれた『魔女の果実ジャム』。その一瓶には、北海道の自然がぎゅっと凝縮されています。

今回の取材では、ハスカップ畑以外にも野菜畑やハウスなど、たくさん見せていただきました。またトラクターにも乗車させていただき、滅多にできない体験をさせていただきました!

パンやヨーグルトに合う!ハスカップジャム

筆者も自宅でハスカップの『魔女の果実ジャム』を食べてみました! 酸っぱさの強いハスカップジャムですが、砂糖の甘みで酸味もまろやかになっています。

パンに塗ったりヨーグルトやアイスクリームにかけたり、いろいろなアレンジで楽しめますよ!

果実そのものの旨味もしっかり感じられます。なかなか生の状態では北海道の外に出回らない珍しいハスカップ。ぜひジャムで味わってみてくださいね。

■びえい「白金ビルケ」 

びえい「白金ビルケ」 | 北の道の駅

■魔女の果実 やさいジャムシリーズ/ビエイティフル

魔女の果実 やさいジャムシリーズ
美瑛町の太陽と風と清らかな水で育った野菜を使用し、素材の特徴を生かして甘さ控えめの商品になっています。 種類 にんじんジャム、ハスカップジャム、赤のあいこジャム、ルバームジャム、ミルキーかぼちゃジャム

■CareNet ふるさと納税

ハスカップジャム & 野菜ジャム「魔女の果実」 6本セット Hana la mom [019-24] | ケアネットふるさと納税
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Hana la mom公式インスタグラム

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この記事を書いた人
コティマム

パラコネニュース編集長。元テレビ朝日芸能記者。現在も『ENCOUNT』や小学館『DIME WELLBEING』『Yahoo!ニュースエキスパート』など有名媒体で歌舞伎や舞台、芸能イベント、企業・経営者を取材中。芸能人や著名人などインタビュー経験多数。執筆記事1.2万本以上。取材は5300回以上。パラコネニュースでは“バズり”を知っているインフルエンサーやライターが、“次にバズる”最新情報をお届けします♪

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