
声優、俳優として第一線で活躍し続ける津田健次郎さんが14日、都内で自身の活動30周年を記念したフォトブック『津田健次郎PHOTOBOOK since 1995』(講談社)の発売記念会見を行いました。
1995年に声優デビューして今年で30周年。約3年前に写真集『ささやき』を刊行し、今回のフォトブックはホワイトデー当日の発売に。津田さんは「50(歳)を過ぎて、さらにこんなに短いスパンで出させていただけるのは本当にありがたい」と感慨深げに語り、30年の歩みとこれからの展望を明かしました。
40数年ぶりのジャカルタで感じた「変化」と「普遍性」

(C)『津田健次郎PHOTOBOOK since 1995』(講談社)
本作のコンセプトは「自身の軌跡をたどる旅」。津田さんが幼少期を過ごしたインドネシア・ジャカルタと、”エンタメ”に対する葛藤を抱えながら大学時代を過ごした東京でロケが行われました。

40数年ぶりに訪れたジャカルタについて津田さんは、「あまりに発展していて高層ビルが建ち並んでいることに驚きました」と語る一方、「市場や川沿いの賑やかな景色は変わっておらず、ホッとしました」と、かつての記憶と重なる風景に心を動かされた様子。
撮影の移動中の空港では、出演作である『呪術廻戦』を見ていたという修学旅行中のシンガポールの学生たちが声をかけてくれたといい、「アニメの力はすごいなと。国を超えて(アニメが)届いていることを実感しました」と、世界的な人気を肌で感じたエピソードを披露しました。
「自己採点100点」の自信作 豪華ゲストも集結

また、本作には明治大学(和泉校舎・御茶ノ水)での母校ロケのほか、本人が愛用する私物の公開、約2万字におよぶ超ロングインタビューなど、ファン必携のコンテンツが凝縮されています。
さらに日本を代表する漫画家や声優、俳優陣からも愛のあふれるコメントが寄せられました。津田さんは「皆さんお忙しいのに、出会った頃のことを思い出して書いてくださって……本当に感謝感謝です」と、改めて30年で築き上げた絆の深さを噛み締めていました。

フォトセッションで披露した「お気に入りカット」は、ジャカルタのカフェで撮影したもの。「歴史のある感じで、すごくオールドな、アジアとヨーロッパが融合しているかっこよさがあって、よかったですね。なんとなくいい感じだなと」と振り返り、「自分の写真を推すのは恥ずかしい(笑)」と照れながらも、出来栄えについては「100点満点中、100点なんじゃないですかね!」と胸を張りました。
目指すは野沢雅子!? 50代は「芝居初心者の気持ちで」

(C)『津田健次郎PHOTOBOOK since 1995』(講談社)
今後の目標について話が及ぶと、津田さんは「声優、実写のどちらもフィードバックし合いながら、一つひとつの作品により丁寧に向き合いたい」と決意。さらに80代になっても現役で活躍する先輩声優・野沢雅子さんの名を挙げ、「雅子さんは今でも”かめはめ波”が撃てる。負けないように、役者としての肉体を維持して、30年後も現役でいたいです」と、飽くなき向上心をのぞかせました。

また以前から公言している「映画監督」への挑戦についても、「今年はしっかり進めていきたい」と、”撮る撮る詐欺”返上を誓いました。
最後にファンや家族、スタッフへの感謝を丁寧に言葉にし、「30周年という大きな節目。50代を過ぎてまた『芝居初心者』の気持ちで、理想の芝居の領域に到達できるといいなと思って頑張っています」と、成熟した大人の魅力と少年のような探究心を共存させた表情で、会見を締めくくりました。

